憧れの町・小名浜をつくりたい

草野 壱成さん
いわき市小名浜在住の高校生
憧れの町・小名浜をつくりたい

いわき市小名浜在住の高校生、草野壱成くん。自分の暮らす小名浜の町を、みんなが憧れるような町にしたいというのがプレゼンの中身です。高校生ながら、既存のまちづくり団体にも積極的に参加している草野くんですが、まちづくりは未来のために行っていくものなのに、町の未来を担う若者がまちづくりに参加できないない現状に疑問を感じ、若者によるまちづくり団体を作りたいと、動き始めているそうです。

小名浜では現在、大型ショッピングモールの進出が予定されており、モールと既存商店街を結ぶ「汐風竹町通り」の整備が進んでいます。そこで草野くん、この汐風竹町通りをどのように盛り上げ、魅力的な商店街にしたらいいかのアイデアを集めたいと、ハマコンに参戦しました。高校生としての純粋な思いに周囲の大人たちもヒートアップし、ブレストも多いに盛り上がったようです。

採用されたアイデアは「行くと誰かに褒めてもらえる商店街」。商店街の方に褒めてもらって、気持ちよく帰り、また来たくなるような商店街を目指すことになります。ベビーステップは、高校生によるまちづくり団体を結成することを目標に掲げ、これからさらにまちづくりに関わっていきたいと宣言。大型ショッピングモールの進出も決まっている小名浜地区だけに、更なる注目を浴びることになりそうです。

自分たちが若者である以上「若者」にはこだわりたいと草野くん。

大人たちが若者の意見を膨らませる、活気のあるブレストになったようだ。

ブレストの後は発表。すぐにでも着手可能なベビーステップを宣言する。

●ブレストテーマ

汐風竹町通りをどんな商店街にすればよいかアイデアを集めたい。

●草野くんが絞り込んだアイデア

褒めてもらえる商店街。

●ベビーステップ

高校生によるまちづくりチームをつくる。

地元である小名浜にただならぬ愛着と特別な思いを持つ草野くん。自分の愛するふるさとをもっと魅力的にしたいんだという思いが会場に伝わり、とても活気のあるブレストになったようです。既存のまちづくり団体にも参加しているとのことで、もしかすると、若い意見も採用されるかもしれません。道路や建物を作るようなハード面では難しくても、小さなソフトづくり関わることで若い力やアイデアを存分に発揮してもらいたいですね。