今回は別団体「いわきバッテリーバレーフェスタ」とのコラボレーション企画です。いわきでエネルギーのリノベーションや新しいサービスの開発に携わる方々のアイデアを「ハマコンスタイル」で共有し、それらのアイデアをサポートし得るブレストの場を提供しようということで、今回のコラボとなりました。いわきから新しいエネルギーのあり方を発信したい、あるいはエネルギーの新活用方法を考えたい、そんな4人のプレゼンテーションを振り返っていきます。

 

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床発電の実験に適したいわきのイベントについて考えたい

トップバッターは、いわき市の國井稔さん。人の歩く振動を利用する床発電を使った非常用電源の蓄電を提案しました。床発電は、人の歩く振動で電気を発生させようというもの。東京都内のJRの駅などに一部導入されています。イベントによって人がたくさん集まり、移動すれば、大きなエネルギーになるのではないか。ならば、どんなイベントが適しているのか。

ブレストでは、いわき踊りや花火大会など、人が大勢集まるイベントに床発電のシステムを導入し、その場でどの程度の電気が生まれるか分かるようにする、そんな方向性が共有されました。多くの人たちが集まれば大きなエネルギーになります。エネルギーを意識した「いわき踊り」など、とても良い企画になるかもしれません。

 

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いわき発 新再生可能エネルギー 普及するためのアイデアを!!

プレゼン2番手、山本博康さんは「理想の再生可能エネルギー」についてのプレゼン。山本さんは現在、温度差や高低差を利用して電気を発生させるというクリーンエネルギーの開発を進めています。すでに国内外に特許も出願しています。そこで今回は技術の普及に関するアイデを募集したいとハマコンに参加して頂きました。

一見すると素人目には分かりにくいのですが、だからこそ人の集まるところで「発電体験ブース」などをつくり、広く市民にPRするのはどうかというアイデアが出されました。温度差も、例えば温泉熱や冬場の降雪を利用すれば、よりローカル色も強まります。そのような取り組みを続ける中で、実現に向けた出資なども集まるのかもしれませんね。

 

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蓄電して、電力自給100%を実現したい!

佐藤達也さんは、DIY発電についてのプレゼンです。ここ数年の異常気象、CO2の増大、そして福島第一原発の事故などを受け、自然エネルギー100%の社会にして次世代も安心して暮らせる地球を残したいと考え始めたという佐藤さん。現在は、国や企業に依存せずにエネルギーを生み出すための発電システムを考案しながら起業の準備をしています。

佐藤さんの発電システムは、自動車などに使われるバッテリーが欠かせません。しかし、新品を買うとコストが上がるため、地域の中古車販売店や自動車整備工場などとタイアップし、安定的に中古バッテリーを確保しながら、家庭向けのワークショップなどを進めていくのはどうか、というアイデアが出されました。佐藤さんの突破力に期待です。

 

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蓄電池内蔵⾃⽴型太陽光発電 Wi-Fi 街灯に欲しい機能を知りたい!

最後のプレゼンターが、アルプス電気の俣田さん。アルプス電気では、バッテリー技術を使った地域貢献策として「蓄電池内蔵自立型太陽光発電 Wi-Fi 街灯」の設置を提案中。そこで、ただ街灯を設置するだけでなく、どのような機能があれば市民の役に立てるかを考えたいとハマコンに参加されました。ユーザー目線の意見を集めるのが狙いのようです。

ブレストでは早速さまざまなアイデアが出されました。LEDのパネルを併設してアメダス情報や災害情報を掲示する、代行タクシーの運行状況や予約などができる端末がついている、街灯そのものをイルミネーションにするなど、自由にアイデアが出されました。企業と市民をつなげるためのハマコンという意味でも、とても印象深いプレゼンになりました。

 

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まったく新しいクリーンエネルギーのアイデアを研究している山本さん

 

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これまでいわきにお世話になってきた会社だからこそ恩返しがしたいと俣田さん

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白熱したブレストに大満足だったと語る佐藤さん

 

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床発電は人の集まるイベントが多いいわきに適した発電方法だと語る國井さん

さて、今回は「バッテリー技術」という専門性の高いところに「ハマコン」のスタイルが導入され、どのような化学反応が起きるかということに注目が集まったわけですが、ハマコン式の自由闊達でスピーディーなアイデア出しが効果を発揮し、皆さんそれぞれに好感触を抱いて下さったようです。

痛感させられたのは、エネルギーというものは社会全体で考えなければいけない課題だと言うこと。使う側の認識も変わらなければ、エネルギーを無駄に消費することに繋がり、地球環境に負荷をかけることになります。エネルギーの自立というものについても、深く考えさせられるハマコンとなりました。

また、町づくりや地域イベントに関するアイデアだけでなく、社会が共有すべき問題を皆で共有し考えるプラットフォームとしてのハマコンとしての意味も、強く感じさせる回となりました。次回以降の運営に役立てられればと思います。各プロジェクトの進捗などについては、こちらのウェブサイトで紹介していきます。どうぞ皆さんお楽しみに。

さて、次回のハマコンは、9月22日(木)の開催です。こちらは「ふくしま復興塾」とのコラボ。今回はいわきのエネルギーについて考えるハマコンでしたが、次回は福島の復興について考えます。ぜひ皆さん、復興に燃えるアツいプレゼンターの言葉に耳を傾けてみて下さい。

 

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