先月の第12回ハマコンで1周年を迎えたハマコン。これからも、地域にフォーカスしたハマコンを繰り広げていこうということで、今回のコラボレーションは、震災後の福島で様々な支援事業を行う「社会起業家」を輩出し続ける「ふくしま復興塾」とのコラボ。福島の復興を、いかに魅力的に進めていくのか。5人の社会起業家の卵が、アツい思いとともに、自らのビジョンをプレゼンしました。

 

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加藤郁生さん 
浜通りで学生の可能性をあけはなつ!

大学生向けのスクール事業を展開する「アケハナ株式会社」の社長を勤める加藤さん。社会に出る前の大学生を積極的に企業に送り込み、さまざまな取り組みを通じて、学生たちに学びの機会を作り出す事業を展開しています。加藤さんが考えているのが、福島県の企業に学生を送り込み、学生は学びながら、そして企業は学生の発信力を活用しながら、お互いにメリットのある情報発信を展開するというもの。

加藤さん集めたいアイデアは、若者の可能性を「開け放つ」事業にするにはどうしたよいか。ブレストでは、情報発信に留まらない「地域づくり」での学生の活用について意見が交わされました。さっそく「暮らしをスマートにする学生プロジェクトを展開したい」と加藤さん。町づくりの専門家に学生たちと話を聞きにいき、徹底したリサーチからスタートさせたいと目標を語りました。

 

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添田拓郎さん 
福島の現場の声や想いを発信したい

2015年の3月末でNHK局員として情報発信に携わってきた添田さんが二人目のプレゼンター。昨年から県職員に職は変わったものの、「伝える」ことを通じて福島に貢献したいと言います。添田さんが感じている問題は、原発事故報道の陰に隠れた、ほんとうに福島県が発信したい情報をいかに発信していくか、ということ。若者に対する情報発信媒体を持つことで、それを解決したいと考えているそうです。

情報の送り手も受け手もメリットがあるような伝え方があるのではないか。それはどのような媒体で、どう活用すればいいのか。添田さんが会場に向かってプレゼンすると、ブレストでは様々なアイデアがよせられました。添田さんが採用したのが、学生が制作した映像のコンテストを行うこと。実現のためにも、10代20代の関心がどこにあるのか、学生発信者の発掘も兼ね、早速リサーチを始めることになりました。

 

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山﨑和子さん 
福島の日本酒をもっとみんなで楽しみたい

3人目のプレゼンターは、大学時代に農学部で微生物の研究をしていた山﨑和子さん。山﨑さんは、福島の日本酒をもっと楽しめる仕組みを作りたい考えています。「日本一」の少ない福島ですが、新酒鑑評会で4年連続で金賞受賞蔵数日本一に輝いている今が、福島の日本酒を名実共に「ナンバーワン」にしていく絶好のチャンス。そこで山﨑さんが考えているのが、今はバラバラな福島の日本酒に関わるウェブを網羅的に統合し、様々な情報の送受信、プラットフォーム機能が果たせるウェブサイト「ふくしま日本酒.nom(ドットのむ)」。ウェブによる情報発信です。

山﨑さんが募集したアイデアは「日本酒を盛り上げていくためのアイデア」と「ウェブサイトのコンテンツ」。会場には地酒好きも大勢おり、議論も大盛り上がりでした。最終的には「日本酒マラソン」というアイデアが採用されました。どんなイベントになるのでしょうか。そして、まずはとっかかりとして「おいしい乾杯写真コンテスト」を開くこと。とにかく楽しい取り組みになりそうですね。

 

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戸田勇さん 
志のある地域のプレーヤーとサポーターを繋ぎたい

いわき発のクラウドファンド「KickOFF」を運営する戸田さん。これまで、新しい商品やサービスを作れる人と、投資してくれる人を繋ぐサービスとしてクラウドファンドを運営してきましたが、一般的なクラウドファンドを目指す気はないと断言。「妄想を形にしていくクラウドファンドにしたい」と語ります。こんな商品があったらいいのに、という妄想から、メーカーと出身者を繋げたい。そんなアイデアだそうです。

誰かの妄想に共感する声が集まれば、その声を形にしてくれるメーカーもいるはず。そのための資金をクラウドファンドで集めることができれば、まさに妄想をカタチにするクラウドファンドになります。ブレストでは様々な妄想が寄せられましたが、まずは実現可能なプロジェクトとして、山崎和子さんの「日本酒.nom」とコラボすることに。クラウドファンドでお金を集め、その代わりに福島の地酒を飲むことができたら、愛飲家の出資が期待できそうです。

 

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山根麻衣子さん 
いわき密着型メディアで、みんなが発信できるいわきに

山根さんが取り組むプロジェクトが、いわきのライター100人計画。復興支援に関わりいわきに移住してきた山根さんですが、問題として感じているのが発信力の弱さ。おもしろい人、おもしろい取り組みがたくさんあるのに、まだまだ発信が足りないと感じてきたそうです。そこで、いわき市内に100人のライターを発掘し、オンラインメディアを活用して発信力アップを狙おうというのが山根さんのアイデアです。

もともとは「よこはま経済新聞」でライター・編集をやっていたと言う山根さん。ライターを育てることが発信力の底上げになると考えています。そこで訴えたのが「市民ライターをどうやって増やすか」のアイデア。ブレストの結果、まずは現役ライターたちに知り合いを紹介してもらい、ネットワークを構築することになりました。そのためにも、まずは「ライター飲み会」を開くそうです。

 

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誰かのアイデアを本気で応援。グループの中に一体感が生まれていきいます。

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即興的に、波状攻撃のようにアイデアを出していくのがハマコン流。量で勝負です。

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それぞれのテーブルで違ったアイデアが生まれてくることもハマコンの醍醐味。

 

ふくしま復興塾とのコラボレーションとなった今回のハマコン。いかがでしたでしょうか。5人それぞれの思いが強く感じられたハマコンになりました。震災復興と聞くと、真面目なことを考えなければならないと思ってしまいがちですが、即興的に、思いつくままにアイデアを出していく「ハマコンスタイル」が自由な雰囲気を創り出し、大胆な提案ができたのではないかと思います。

5人に共通していたのが「情報発信」の必要性です。逆に言えば、今福島に足りていないのが「発信力」ということなのかもしれません。今回プレゼンした5人、そしてこれまでにハマコンでプレゼンしてきた人たちが手を繋ぎ合わせれば、きっと大きな発信力になるはずです。わたしたちハマコンも、より強く、そして広く発信していきたいと思います。次回のハマコンもお楽しみに。

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