社会福祉法人 誠友会
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上原風香さん、本間友理香さん
誠友会 は福島県いわき市内で保育園と3つの児童クラブ(学童保育)を運営する社会福祉法人です。「地域社会全体の普段の暮らしを幸せにする」を理念に掲げ、子供たちに寄り添った保育をしています。2年生と1年生のコンビがこの児童クラブで一か月間インターンシップに取り組みました。
誠友会の児童クラブは地域とのつながりが弱いという課題を抱えていました。その原因のひとつとして、情報発信力の弱さがあります。現在の情報発信は半年に一度のお便りだけで、活動の様子が地域に見えずらい状態でした。彼女たちは1か月間で2つの難しいミッションに取り組みました。ひとつは「継続できる情報発信体系の整備」もう一つは「地域コミュニティ確立のきっかけづくり」です。
情報発信の体系づくり⇒発信ツールの作成⇒カルチャースクールの開催⇒発信ツールを使った情報発信⇒検証⇒継続方法の確立 と2つのミッションを組み合わせ、段階を踏んで着実にミッション達成に向かいました。
保護者にアンケートをとり、その結果を職員にフィードバック。保護者の中で利用率の高いLINEにアカウントを作成し、試験的な情報発信をスタート。さらには、地域のコミュニティづくりのミッションの為に実施したカルチャーサークルの様子を実際に発信し効果を検証。保護者からは「活動内容や雰囲気がわかって良い」「今後も続けてほしい!」との声があがりました。インターンシップ期間が終わっても職員が発信を継続できるようにLINEの操作マニュアルを作成しました。また、保護者アンケートでの「個人情報の洩れが心配」との声を受け、ソーシャルメディアポリシーやガイドラインも定めました。
情報発信ツールを体系化し、操作マニュアルを残したことで、「継続できる情報発信体系の整備」を達成しました。今後は情報発信によって、保護者が安心するだけでなく、発信を元にして子供とのコミュニケーションが増えることも期待できます。
現状の課題や想い
- LINE@のさらなる活用⇒発信内容の充実、アカウントの追加
- 社会に向けた発信力⇒HPの作成、Facebookの活用
- 地域とつながるための活動⇒カルチャーサークルの継続開催
「カルチャーサークルのボランティア講師をどう集めるか?」
選んだアイデア
・市のシニア向けボランティア制度に登録して、シニアの方を集める。
・回覧板を使って、ボランティアの募集をかける。
アイデアを実行するための最初の 1 歩
・来年度に向けてさっそくリサーチかけます!
・ボランティアサークルなどを見学して、スカウトする!
写真:橋本栄子 ファシグラ:長谷川久三子(キャシー)
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