福島県浜通りを地域のみんなで変える、そして応援しようというプレゼンイベント「ハマコン」が、ついに8月22日、いわき市平のいわきPITで開催されました。待ちに待った初開催に集まったのは、熱い思いをもった5名。それぞれが熱のこもったプレゼンを見せてくれました。その模様をご紹介致します。


 

―いわきの大人を巻き込む

1人目のプレゼンターは、地元の高校に通いながら「CONNECT」という学生団体に所属する遠藤太郎くん。震災復興や社会問題の改善のために欠かせない「地域のつながり」についてのプレゼンです。高校生が中心になって地域の繋がりを促すことが、問題解決とよりよい地域づくりに繋がる。そんな思いを訴えました。

プレゼンでは、CONNECTが過去に開催したシャボン玉のイベントを参考に、小学生や高校生、大人たちの交流の場を提案。大人と高校生が一緒になってイベントを企画することの意義や、具体的なイベントの中身などについても活発な意見が交わされました。初開催のイベントでもまったく動じず、頼もしい姿を見せてくれました。

プレゼン1

―あきらめのない社会を創る

2人目のプレゼンターは、いわき市内郷で障害者の就労支援施設を運営する社会起業家の北山剛さんです。「あきらめのない社会を創る」をテーマに、ご自身が運営する支援施設をいかに地域に開いていくか、いかにして多様性のある地域社会を作っていくのか、その具体的なアイデアを皆さんとともに考えたいと強く訴えました。

障害に対する価値観を形成していくためには、具体的なアクションが何より必要だと北山さんは言います。その思いに応えるように、観客からも具体的なアイデアが次々と飛び出し、北山さんもスタッフの皆さんも、大きな手応えを感じていました。具体的な動きがすぐに始まりそうな、そんな予感のするプレゼンとなりました。

プレゼン2

―浜通りの化石を掘り起こしたい

3人目のプレゼンターは市内で社会保険労務士をしている松本麻衣子さん。プレゼンテーマは「化石」です。浜通りの化石と言えば、フタバスズキリュウなど大型の海竜の化石が有名ですが、松本さんの旦那さんが化石が大好きで、夫につられて市内のアンモナイトセンターに行ったところ、その面白さにハマッてしまったそうです。

子どもだけではなく大人も化石堀りを楽しみたい。どうやったら大人も化石堀りを楽しめるだろうか。松本さんは、そんな思いを会場にぶつけます。KASEKI☆HORITAIというプロジェクトチームも結成するとかなり本気の松本さん。会場からも、そんな松本さんの思いに応えるさまざまな提案が飛び出しました。

ふふふう

―いわきの地域医療を変える

ソフトウェアの開発ベンチャーで経営企画に携わる小柳正和さんが4人目のプレゼンターです。小柳さんはNPO法人グリーンバード創設にも関わるなど、社会福祉や地域貢献などの分野でも活躍された方。父の闘病で得た教訓から「いわきの地域医療」をどうしたら変えられるのかについてプレゼンしました。

小柳さんは、医師や看護士が疲弊しており、市外や県外から若手医師を獲得し、定着させるためには皆が知恵を絞る必要があると強く訴えました。会場の観客も、いわき市内の医療の問題を実感しており、自分自身や家族の問題と直結するだけに、問題を解決するためのさまざまな提案が出されました。

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―廃校を活用して山間部活性化

そして最後のプレゼンターが、福島工業高等専門学校に通う永山優香さん。いわき市内陸部の三和町三坂地区の過疎化の問題を取り上げ、「50年後も三坂が残っていくための仕掛けを一緒に考えたい」と強く訴えました。これからの地方創世の時代、こうした過疎化地区の将来を考えることは、大きな意義があります。

高校生の熱い思いに応えようと、観客の大人たちも本気でアイデアを出し合い、三坂生き残り策を考えました。三坂地区の廃校を使ったイベントの企画など、すぐにでも動き出しそうなアイデアも次々に飛び出し、永山さんも手応えを感じたようです。ハマコンをきっかけにいろいろな動きに広がっていきそうです。

プレゼン5

―世代を超え、思いを共有する

発表が終わると、次はブレインストーミングの時間。観客は、5つのプレゼンの中から1つだけ「お手伝いしたい」ものを選び、そのプレゼンターのいる席でアイデアを出し合います。アイデアといっても、即興性や直感を大事にするため、浮かんだものから次々に発表していきます。このスピード感が重要です。

それからお互いの意見を出し合ったり、さらに深堀りしたりと議論を高め、たくさん出てきたアイデアの中から最終的に1つを選び、そのアイデアを発表して終了です。そのアイデアは具体的に動いていく第一歩目となるもの。それぞれプレゼンターが持ち帰り、実行に動いて頂くことになります。

ブレスト

ブレスト㈪

打上げ

ハマコンには、年齢や性別、職業に関わらずさまざまな人たちがやってきます。あくまでプレゼンターは数人に限られますが、ハマコンの主役は参加者1人ひとり。皆さんが「他人事」ではなく「自分事」として多様なアイデアを出すことで、曖昧だったビジョンがさらにハッキリとし、具体的な動きに結びついていきます。

今後、こちらのサイトでは、ハマコン当日の模様だけではなく、ハマコンから生まれか企画がどのように育ち、どう成長していくのかも追って紹介していきたいと思います。「ハマコン後」の動きにも、ぜひ注目して下さい。次回ハマコンは9月17日の開催となります。皆さんぜひふるってご参加ください。

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