添田 拓郎さん
福島の現場の声や想いを発信したい


 

2015年の3月末でNHK局員として情報発信に携わってきた添田さんが二人目のプレゼンター。昨年から県職員に職は変わったものの、「伝える」ことを通じて福島に貢献したいと言います。添田さんが感じている問題は、原発事故報道の陰に隠れた、ほんとうに福島県が発信したい情報をいかに発信していくか、ということ。若者に対する情報発信媒体を持つことで、それを解決したいと考えているそうです。

福島県の報道というと、確かに原発報道が中心であり、しかもどちらかというネガティブな情報が多いのが現状。まだまだ外に伝えたい、発信したいという思いを抱いている人が少なくありません。さらに、県外の人たち、若い世代もまた「知る機会」がないため、なかなか福島にアクセスできない。このままでは、ネガティブなイメージが固定化してしまいかねません。

情報の送り手も受け手もメリットがあるような伝え方があるのではないか。それはどのような媒体で、どう活用すればいいのか。添田さんが会場に向かってプレゼンすると、ブレストでは様々なアイデアがよせられました。添田さんが採用したのが、学生が制作した映像のコンテストを行うこと。実現のためにも、10代20代の関心がどこにあるのか、学生発信者の発掘も兼ね、早速リサーチを始めることになりました。

 

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●ブレストテーマ

どのような媒体が求められるかのアイデアを集めたい。

●加藤さんが絞り込んだアイデア

学生が制作した動画コンテストを作りたい。

●ベビーステップ

学生発信者のリサーチと発掘。

奇しくも、1人目のプレゼンターである加藤さんと「情報発信」という問題点が共通した添田さん。やはり震災後、原発事故後の福島において「発信」というものが多きな問題になっていることが伺えます。若い世代にどのように伝え、風化を防ぐとともに、魅力的な福島を伝えていくのか。メディア経験者だけに、添田さんの「発信力」と「企画力」にも期待です。

 

 

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