市川 英樹さん
浜通りで日本一綺麗で大きな田んぼアートを開催!


 

福島で日本一キレイで大きな田んぼアートを行いたい、という市川さん。ずっと愛知県に住んでいた市川さんが2年前からいわきに住み始めたきっかけは、なんと福島第一原発で廃炉作業員として働くためでした。それも先月で線量の上限を超えてしまって退職したばかり。こんな底抜けに明るく元気な人が原発作業員をしていたと聞くといろんな意味で驚いてしまいますが、市川さんは福島に来て、以前より健康で元気になって、いわきが好きになって住み着いてしまった、と語ります。

そんな市川さんがいわきと福1原発を往復する車から窓外一面に見ていた農地は今は耕作されずに荒れ果て、フレコンバックが大量に敷き詰められていたり、福島の悲しい現実を見せつけられていました。原発事故前の様子を知らない市川さんは、ここも以前はきれいな田畑が拡がっていたんだろうになと想像せずにはいられなかったそうです。

その反動なのか去年から田村市や、いわきの山田町で磐城農業高校が行っている田んぼアートに参加して来ました。そして今年、田んぼアート発祥の地、青森県の田舎館村の田んぼアートを見に行き、その美しさに圧倒され、魅了されました。

震災後、残念ながら県外からネガティヴなイメージになってしまっている福島県で、こんなキレイな田んぼアートをすることができたら、たくさんの人が福島へ足を運んでくれるんじゃないか。そして、福島が元気だという事を、全国へ、世界へ発信して行けるんじゃないか、と市川さんは考えました。そのために「日本一キレイで大きい田んぼアートをやりたい!」

浜魂では田んぼアートを盛り上げるためのアイデアを募集しました。田んぼアートと同じ絵柄のお弁当の販売、穫れたお米からお酒を造る等々、ブレストでみんなの夢は膨らみます。最後に採用されたアイデアは「ヘリコプターで上から見る田んぼアートに」ベビーステップは「田んぼのあるところをドローン特区化」みんなにきれいな田んぼアートを見て感動してもらいたい、という市川さんの想いがあらわれていますね。

 

稲を持ち込んで田んぼアートの魅力を伝える市川さん

稲を持ち込んで田んぼアートの魅力を伝える市川さん

隣県の田んぼアートを視察するなどすでに企画ははじまっています

隣県の田んぼアートを視察するなど、市川さんの計画はすでにはじまっています

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ヘリコプターで見るいわきの田んぼアート。とても楽しみです

 

●ブレストテーマ

田んぼアートを盛り上げるためのアイデアが欲しい。

●市川さんが絞り込んだアイデア

ヘリコプターで見る田んぼアート。

●ベビーステップ

開催候補地をドローン特区にし、まずはドローンで撮影。

ワンダーファームさんはじめ、市内外の農家さんのお手伝いをしたり、自分も農作業を楽しんでどんどん仲間を増やしている市川さんだから、来年6月の田植えに向けて、着々と準備は進んで行きそうですね。市川さんの「日本一キレイで大きいの田んぼアート」への挑戦、みんなで応援して行きましょう!!

 

About The Author

山﨑和子

いわき市平出身。2012年にいわきへUターン。NPO等で復興支援活動等に携わり、現在は転職活動中。9月のふくしま復興塾×浜魂で、「ふくしま日本酒.nom(どっと呑む)」についてプレゼンし、福島の日本酒を楽しみながら福島県を日本酒王国にしていきたいという野望を抱いている。褒めて伸ばしてほしいタイプ。

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