佐藤 博さん
いわきから再生可能エネルギーを
いわき生まれ、昭和60年から地盤調査の機械を販売する会社を立ち上げた佐藤さん。平成21年には地中熱利用技術の開発に着手し、平成27年からは実用に向けた試験などを関係機関と行っています。地盤調査からはじまり、一貫して足元のエネルギーに着目してきました。
特に注目しているのが、薪、太陽熱、地中熱といった自然エネルギー。例えば、薪はドイツなどで「薪ストーブ」が発達しており、再生可能エネルギーとして大いに活用されているとか。さらに太陽熱も再生可能エネルギーとして注目されています。さらに注目したいのが地中熱だと佐藤さんは語ります。いわきの地中熱は16度前後。この熱を室内に取り入れれば、夏は涼しく、冬は暖かくしやすくなるというわけです。
再生可能エネルギーの設備は比較的ローテクであるため、リフォームなど、地域の産業にもつながるとのこと。そこで、再エネ利用システムの普及、周知のためのアイデアを集めたいというのが佐藤さんのプレゼン。偶然にもブレストで一緒になった女性がこの計画に賛同。具体的な進展にも繫がりそうです。
●ブレストテーマ
再エネ利用システムの普及、周知のためのアイデアを集めたい。
●佐藤さんが絞り込んだアイデア
(ブレストで同席した)ひろこさんがPR。
●ベビーステップ
会津に自然エネの見学体験ツアー。
福島県は2040年代までに県内で消費されるエネルギーの100%を自然エネルギーで賄いたいという方針を持っていますが、佐藤さんのようなイノベーターの存在は、今後の福島のエネルギーを語る上で欠かせません。なかなか専門的知識がないと難しいブレストでしたが、結局、エネルギーを使うのも一般人です。わかりやすくPRするためにも、女性であるひろこさんの手腕に期待したいと思います。
Leave a Reply