遠藤 弘道さん
専称寺をまちづくり・観光に生かしたい


 

最後のプレゼンターが、今年度のいわき青年会議所理事長で、開山より600年以上の歴史を持ついわき市山崎の古刹「専称寺」の副住職を勤める遠藤弘道さん。専称寺は、いわき市でも最も古い寺院の1つであり、かつては旧奥州の総本山として多くの修行僧を受け入れる「檀林」として名を馳せました。梅の名所としても知られ、県の指定する史跡・名勝にも選定されています。しかし、本山であることから檀家を持たず、現在は寺院の経営が大変難しい状態とのこと。

そこで遠藤さんは、この専称寺を観光拠点として活かしたいと訴えます。観光拠点となれば、そこでの売り上げでお手を維持管理することができるだけでなく、そもそもの「梅の名所」としての価値も高まると考えているからです。そこでこの日は、専称寺の特色を活かすアイデアを集めたいと訴えました。ブレストも大変盛り上がり、「梅の木の里親オーナー制度」のアイデアが採用されました。さっそく、梅の蕾ができ始める頃に、市民を招いた剪定ワークショップを開きたいとのこと。専称寺の再生プロジェクトが動き出しそうです。

 

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●ブレストテーマ

専称寺の特色を活かした観光/まちづくりのアイデア。

●遠藤さんが絞り込んだアイデア

梅の木の里親オーナーシップ制度の採用

●ベビーステップ

梅の木の枝を剪定する機会を作り、梅の森を散策

今年度のいわき青年会議所の理事長をつとめる遠藤さん。実は九品寺と専称寺の副住職でいらっしゃいます。専称寺は、実はいわきを代表する古刹。現在は正式な正住職がおらず、遠藤さんたちが兼務しているそう。これだけの名所が住職不在というのは、お寺の問題ではなく地域の問題と言えるかもしれません。わたしたちのほうから「こんな風に使いたい」とアイデアを出していくのも良いかもしれませんね。

 

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