ここのところコラボハマコンが続いていましたが、2017年最初のハマコンは、いつものホームグラウンド「いわきPIT」に戻り、いつも通りの通常ハマコンでした。いわきの食や教育に関わる3人がそれぞれのテーマでプレゼン。中身の濃いブレストで、魅力的なアイデアが飛び出しました。こちらでその模様を振り返っていきます。
関根 晃さん
ワインスクールでいわきに笑顔を増やすためには?
この日最初のプレゼンターが、いわき市内でソムリエとして活動している関根晃さん。「ラミューズ」というワインスクールを立ち上げ、おいしいワインの楽しみ方を広く発信していらっしゃいます。ワインをもっと知りたいという人は少なくないのに、ワインを学ぶには東京に行かないといけない、受講料も交通費もかかる、そんな現状を打ち破るためにスクールを立ち上げたそうです。
そのスクールを利用して地域に貢献したいというのが関根さんの思い。ソムリエ塾やワインイベントなど、これまでに行ってきたことも多い関根さんですが、さらにいわきに貢献できるアイデアをみんなで考えたいと訴えました。ブレストで決めたアイデアは「飲食店とのコラボ」。ワインのおいしい飲食店で、関根さんを見かける機会が増えそうです。
高根澤 弘恵さん
知育で「生きる力」を育てる複合型キッズスクールを作りたい!
2人目のプレゼンターが、いわき市内で学習塾を運営する高根澤弘恵さん。長年子どもたちの教育に関わる高根澤さんが注目しているのは「心の偏差値」とも言うべき「EQ」。EQとはEmotional Quality(心の知能指数)のこと。つまり、心の豊かさを育む教育が必要だと言うわけです。「心を豊かにすることで、考える力を育み、逆境に受け止める心を鍛える場を提供したい」と高見澤さんは語ります。
高見澤さんが構想しているのは、これまでの国語、算数といった「科目」ではなく、英会話やロボット教育、体操や運動、食育、留学プログラムまでカバーする新しいスクール。そこで会場の人たちに「子どもたちの可能性を広げるための環境を考えたい」と訴えました。採用されたアイデアは「ノート図書館」。子どもたちの「知」が集まる学習塾。互いに学び合える環境になりそうですね。
上野臺 優さん
さんまを使った新商品のネーミングをみんなで考えたい
いわき市小名浜でサンマの加工業を営む上野臺さんが3人目のプレゼンター。上野臺さんたちは昨年より「小名浜さんま郷土料理再生プロジェクト」を立ち上げ、さんまのぽーぽー焼きやみりん干しなどの商品開発を行ってきました。そして、新たな新商品として開発されたのが、たこ焼きのように丸い形で焼かれたさんまのぽーぽー焼き。この名前をみんなで考えたいというわけです。
採用されたネーミングは「サンマ・ダ・タコ・デ・ネーベ」。たこ焼きに見えるけどたこじゃないよ(タコでねーべ)というシャレを聞かせたネーミングとなりました。すでに商品は完成し、いわき・ら・ら・ミュウのなかにあるお店での提供も決まっているそうです。ハマコンから生まれたいわきの名産品。売れること間違いなし?
いつもより1組少ない3組のプレゼンということで、少し盛り上がりに欠けるかなと心配をしていましたが、食に教育と、関心の高いテーマでもあり、それぞれ濃密なブレストになったようで、3人ともとても充実した時間を過ごして頂けたようでした。それぞれに決めた「ベビーステップ」が着実に実行されるよう、見守っていきたいと思います。
さて、次回のハマコンは「コラボ」です。開催日は2月26日。富岡町の「さくらモールとみおか」を会場に、双葉郡の未来について語り合うハマコンとなりそうです。いわき市内からバスも出る予定ですので、続報をお待ち下さい。皆さんの参加を心よりお待ちしております。
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