鈴木 亮さん
双葉郡の未来を耕す人たちと共に歩む
まちづくりサポートセンターを立ち上げたい


 

NPOの中間支援を生業にする鈴木さん。県内の複数のNPOと連携し、様々な形で支援にあたっています。鈴木さんによると、双葉郡には、地域活動を行うNPOと任意団体合わせても20~30組織しかないそうです。これに対し、県内には任意団体も含めれば1000団体くらいあるとのこと。双葉郡には、市民活動を支援するセンターもないそうです。つまり、非営利で公益的な活動を支援できない。鈴木さんは、これが双葉郡のこれからの課題になると言います。

そこで鈴木さんが考えているのが、双葉郡の課題に向き合う組織を支援する中間支援組織の立ち上げです。組織の運営面、助成金の運用、あるいは他団体との連携など、中間支援組織の役割はたくさんあります。連携を促すために必要なのが、地域の組織についての情報を網羅した「ディレクトリ(目録)」というもの。これがないと、連携が深まらないと鈴木さんは言います。

今回のブレストテーマは「魅力的なディレクトリをつくるにはどうすればいいか」。どんな誌面なら読みたくなるか、どの場所に配布すれば手に取ってくれるかなど、読者目線でのアイデア出しを呼びかけました。

双葉の復興を担う人たちを支えたいという鈴木さん

双葉の復興を担う人たちを支えたいという鈴木さん

魅力的な「ディレクトリ」についてのアイデア多数!

魅力的な「ディレクトリ」についてのアイデア多数!

●ブレストテーマ

どんなディレクトリ(目録)なら伝わるか、連携が促されるかのアイデア

●鈴木さんが絞り込んだアイデア

全国チェーン展開する店舗と連携して配布する

被災地の復興を進めるには、企業や行政だけでなく、非営利の立場からさまざまな活動を行うNPO団体などの組織が欠かせません。これから新しくNPO法人が立ち上げられるであろう双葉郡で、鈴木さんはそうした組織のサポートをしていくという思いがあります。復興を進める人いれば、支える人あり。鈴木さんのような方々が活躍できる場をつくることが、復興を進める大事な鍵になるのかもしれません。

 

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