最後のプレゼンターの渡邉敬介さんは、地元久之浜生まれ。実家の家業だった田村屋旅館を継ぎ、現在は久之浜町商工会青年部に入って青年部長を担当しています。商工会青年部とは、若い経営者や後継者で組織され、地域貢献をしていくための内部組織。渡邉さんも、そのリーダーとして様々な取り組みをしてきましたが、「地元の魅力を知るきっかけがない」という実感が強いそうです。

イベントを企画しても、若者の参加者が少ないという悩みを抱えているという渡邉さん。「どうしたら若い人たちに参加してもらえるかアイデアを考えたい」と訴えました。そこで出されたアイデアは、「みんなで共動作業」というコンセプト。古民家の運営や農業プログラムや、色々な企画を地域で動かし、連動していこうというものです。そのための一歩として、「地域の悪口をいう会」を企画。地域のここが嫌だ、こんな風にしたいい。愛情があるからこその悪口。地域課題解決の太い糸口になりそうですね。

 

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若者を地域づくりに呼び込みたいと思いを語る渡邉さん。

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地域づくりの若者不足は各地に共通する問題。活発な意見交換がなされました。

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まずは地域に対して悪口が言える場を作りたいと渡邉さんは語ります。

 

プレゼンテーマ:商工会に若い人たちに参加してもらうアイデアを探したい

採用したアイデア:みんなで共動作業(様々な企画を連携・連動させる)

ベビーステップ:若者向けの「地元の悪いところを話す会」を開催

 

商工会は、地域に根を下ろして様々なまちづくりの企画を実践するところでもありますが、商業の担い手が減って「勤め人」が増えれば、確かに商工会にお世話になる若者は減ってしまうのかもしれません。商工会と若者の距離を縮めることは、地域のなかに「起業家」や地域づくりの「担い手」を増やす活動にも繫がります。我々も、渡邉さんの今後の動き、ぜひ注視していきたいと思います!

 

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