芳賀トシ子さんをはじめとする集落支援員さん5人のグループが選んだアイデア「田人8地区合同の盆踊りを開催する」が「田人ボンダンス」として9月24日に開催された第53回田人地区市民体育祭の中で実現しました。

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 写真1:田人8地区それぞれが旗を掲げ、地区対抗で開催される市民体育祭


2016年7月に開催した「おでかけ浜魂in田人」にて、芳賀さんらは田人の昔歳時記を楽しく未来に伝えていきたいという想いで、田人地区の現状や集落支援員の活動を発表しました。「田人の文化、風土を伝えていくためのアイデアを集めたい」と参加者と共にアイデア出しをしました。多くのアイデアのなかから、ちいさな子供からご年配の方までみんなが参加できる「田人八地区合同の盆踊りを開催する。」というアクションを選択しました。

盆踊りだけでは全地区の住民を集めるのは難しいだろうと考え、50年以上も前から開催している田人地区市民体育祭でなら、8地区全部の住民が集まるので実現できるのではないかと、まずはファーストステップとしてあげたとおり、「各地区の区長さんに協力を要請する」ことからはじめました。

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 写真2、3:参加賞に田人ボンダンスへの想いを書いたメッセージを貼って参加した方に渡しました

「どうして体育祭なのに盆踊りなんだ?」「体育祭の種目をこれ以上増やしたくない」と初めはなかなか理解を得られなかったそうです。しかし、これは集落支援員の個人の意見ではなく、浜魂でもらったみんなのアイデアです。みんなの意見を代表しているのだから、数人の反対でひっこんでられないと、実行委員会の場でも何度も想いを伝え、区長さんらを説得し、協力を取り付けることができました。

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写真4:田人ボンダンスの様子

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  写真5:いわき市のキャラクターフラおじさんも参加して子供たちも楽しみました

芳賀さんら集落支援員さんの任期は今年度で終わりで、来年以降もこの田人ボンダンスが続いていくかは、次の集落支援員さん次第だとおっしゃってましたが、今回、田人ボンダンスに実際に参加した方々に集落支援員さんたちの想いはしっかりと伝わりました。来年以降もぜひ続けて開催し、田人の文化と風土を伝えることにつなげていっていただきたいと思います。

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写真6:いわき市田人地区集落支援員のみなさん

田人ボンダンスへの思い
写真7:参加賞のティッシュに貼られた「田人ボンダンスへの想い」

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