NPO法人 中之作プロジェクト理事/豊田善幸さん

現状の課題や思い

震災後、次々と失われていく古き良き古民家の町並みを目の当たりにし、津波被災した築200年の古民家「清航館」をDIYで修復したのが「中之作プロジェクト」の始まりです。

発足以来、拠点であるいわき市中之作・折戸地区において、古民家・空き家の再生と、その建物を活用する事業を通して、地域のにぎわいや癒しの場を提供したり、新しい港町のライフスタイルの提案に取り組んでいます。

地域に埋もれている空き家に新しい価値を付与し、活用していくには、物件の所有者や地域の方の理解を得ることが不可欠ですが、同時にそれは非常に難しいチャレンジでもあります。

「海辺の町の魅力を活かし新たに作り出す、10年後・50年後の中之作ライフプランづくり」をテーマに、いかに地域の方の理解を得ながら、地域の素敵な物件を活用していけるか、そんなアイデアを募集しました。

ディスカッションで生まれたアイデア

集まったメンバーは、この地域になにがあったらいいかという観点からディスカッションをはじめました。そこから生まれたのが「ゲストハウス」というアイデアです。

ゲストハウスがあることによるメリットは、いろんな人が泊まって、食べて、DIYをして、勉強して、海で遊んで、地域の人と交流できる…などなど。

このようなゲストハウスを作り、そのメリットを伝えることで、地域の人を巻き込み、説得し、協力してもらえるような関係づくりをしていきたい、とまとめました。

写真:橋本栄子 ファシグラ:長谷川久三子(キャシー)

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