一般社団法人 とみおかプラス/山根 麻衣子さん

現状の課題や思い

2017年4月に一部の避難指示が解除された富岡町の人口は、現在約1,000名。震災前と比べるとかなり減少してしまいました。

「とみおかプラス」は、その富岡町でまちづくりの担い手となる人材を地域に呼び込む事業を行い、現在は、「関係・交流人口の拡大」に向けて、視察・研修ツアーの開発に取り組んでいます。

これからの富岡町を魅力的な町にしていくためには、もともと住んでいた住民が戻ってくるだけではなく、外から富岡のことを想ってくれる方、関わってくれる方が必要です。

今回の浜魂では、「町の未来をつくる人材を地域に呼び込むための事業をプロモートしたい」というテーマで、「富岡町が好きだ」、「今後も関わっていきたい」という人が、どうしたら何度も来てくれるか、町の外側からも内側からも富岡町に関わり続けることができるアイデアを募集しました。

ディスカッションで生まれたアイデア

富岡町は、東日本大震災とその後の原発事故によって、およそ16,000人全ての町民が町外への避難を余儀なくされたという課題の大きい町です。ならば、その課題を前面に押し出し、その課題を学生たちが解決するという打ち出し方をしてはどうかというアイデアが生まれました。

時間がある学生たちが町に長期間滞在し、地元の美味しいものを食べたり、地元の人と交流したりと、町に深く関わることで、再訪しやすい関係性が作れるかもしれません。また、その活動をSNSで発信することで、富岡町の存在や魅力がさらに外に広がっていきます。

その他にも、富岡町の美味しいもの、常磐線開通などのさまざまなトピックを活用して、町に関心を持ってもらえるような仕掛けをつくるといったアイデアが出されました。

写真:橋本栄子 ファシグラ:長谷川久三子(キャシー)

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