北山 剛さん
ソーシャルデザインワークス株式会社 代表取締役
諦めのない社会を創る


 

いわき市内郷にあるソーシャルデザインワークス株式会社の代表を務める北山剛さんは、諦めのない社会をどう創っていくかについてプレゼンを行いました。ソーシャルデザインワークス株式会社は、障害者支援の施設を運営する企業。障害者と切り離された社会ではなく、自然な形で交流が生まれ、多様性を認めあう社会にしていくために、今何ができるのかを考えたい。北山さんはそう訴えました。

現在は、いわき市内郷で「ソーシャルスクエア内郷」という就労支援施設を運営している北山さん。もともと福祉業界は未経験。26歳のときに障害者福祉の業界に入り、小さな会社の立ち上げに携わりました。その後、北山さんたちの「諦めのない社会を創る」という思いが実り、その会社は、現在、株式会社リタリコと名前を変え、1000名を超える業界最大手企業に成長しています。

しかし、実際の社会は「まだまだ障害者と健常者が切り離されている」と北山さんは言います。幼少期の教育段階で切り離され、社会人になって再び共生を余儀なくされる。障害者に障害があるのではなく、そのような社会にこそ「障害」があるのではないか。北山さんはいわきに戻り、ソーシャルスクエア内郷を立ち上げ、地道な支援活動と啓発を続けています。

 

ふ4

ふ5

ふ6

北山さんが運営する「ソーシャルスクエア」は、その意味の通り「社会の広場」という意味。このソーシャルスクエア内郷を使って、さまざまな人たちがごちゃまぜのまま、多様な価値観を共有できる企画を立ち上げたいと考えています。今回ハマコンに参加したのも、このスクエアを地域の中で有効活用し、より多様性を認めあえる社会を創っていきたいと考えているからこそ。

ブレストでも、スクエアの活用法について、さまざまなアイデアが共有されたようです。生産者を呼んだトークイベントはどうだろう。ならば野菜をみんなで味わいたい。さまざまな提案が寄せられました。北山さんもアイデアに即反応し、どんどん色々なことをやっていきたいと意気込んでいました。内郷に、いわきの新しいスポットが生まれる日も、そう遠くなさそうです。

Related Posts

Leave a Reply

Your email address will not be published.

CAPTCHA