遠藤太郎くん
磐城桜が丘高校2年
いわきの大人を巻き込む
磐城桜が丘高校の2年生、遠藤太郎くんのプレゼンテーマは、いわきの大人たちとつながること。地域のつながりやコミュニティは、緊急時の支えあいや社会問題の改善に役立つだけでなく、世代を超えた連携を生み出し「地域力」の向上を促します。そこで、高校生たちだけではなく、大人たちも交えたつながりを創っていくために今回のハマコンに参戦しました。若い力、素晴らしいですね。
中学時代はサッカーに打ち込み、県選抜選手に選ばれるなど将来を嘱望される選手だった遠藤くんですが、震災後、次世代リーダーを育てるための「TOMODACHIイニシアチブ」に参加して渡米。アメリカで貴重な経験をするなかで、改めて「地域のつながり」の重要性を再確認したのだそうです。帰国後、地元の高校生による学生団体「CONNECT」を立ち上げ、さまざまな活動をしています。
活動する上でもっとも大事にしているのが、「つながりを増やす場をつくる」ことだそう。楽しみながら交流できるイベントを開催し、気付けばつながりができている。そんなスタイルが理想だそうです。すでに、CONNECTが主催して「シャボン玉大作戦」と言うイベントを開催するなど、少しずつ動き出していて、地域を巻き込んだ高校生のアクションの火付け役になっています。
しかし、イベントの主催には費用もかかるうえ、情報発信など専門的な知識もなく、なかなか大きな活動になっていかないという問題点も。引退した3年生の穴を埋めるための新規メンバー募集も課題です。そこで、ハマコンで参加者や協力者を呼びかけることで、大人との関わりをつくり、一緒に企画に入ってもらうことで中身の完成度を上げ、積極的なPRに繋げていきたいということでした。
観客とのブレストも大変盛り上がり、「学生×大人イベント」の開催に向けて、企画の立案が進み出したそうです。また、高校生側からだけでなく、大人のほうから、高校生と組んでやってみたい企画をどんどん提案することも決まり、今後ますます賑やかなプロジェクトになりそうな予感。このサイトでも、遠藤くんたちのプロジェクトの進捗具合をレポートしていきたいと思います。
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