山中 啓稔さん
公務員
震災5年目からの発信を考えたい
最後の登壇は、いわき市にやってききたばかりという公務員の山中啓稔さん。来年3月11日は震災から5年という節目を迎えますが、5年という節目はこれまで以上に注目の集まるチャンス。これまでのようなネガティブな発信ばかりでなく、ポジティブな面をどう訴え、発信力に繋げていけるかを問いかけました。
山中さんは、いわきに引っ越してきてからというもの、自然の美しさや農水産品のおいしさに感動してきたといいます。しかし、それらがしっかり発信されているかというとそうではない。いわきの発信力の「なさ」に、ずっと問題意識を感じてきたそうです。
山中さんが訴えるのは「外の目線」と「外向きの発信」の重要性。地元の日常性に埋没しがちですが、例えばカジキのメンチなど、外の人からすれば大変魅力的な商品を活かしきれていないと山中さんは言います。外からの目線で、伝え方は発信の仕掛けができないか、それをハマコンで考えたいというわけです。
5年目の3月は、全国からいわきに注目が集まる時期。それだけにその機を逸してはならないとプレゼンする山中さん
外の目線で見れば、まだまだお宝が見つかるいわき。日常性を掘り起こし、外にPRできる発信のあり方を訴える
いわきの観光は、たびたびハマコンでも取り上げられる重要課題。それだけに白熱したブレストに
いわきの観光ネタというと皆さん関心のある話題です。ブレストも大変盛り上がり、「女性目線の重要性」、「チャート形式での観光スポットや人の紹介」など、具体的なアイデアも次々に飛び出しました。いわき市など自治体を巻き込んだ積極的な企画になっていきそうな気がしますね。
外にどのように発信していくのかについては、今回のプレゼンに限った話ではありません。観光だけでなく日常の情報発信にも関わるテーマです。プレゼンからさまざまに派生していく「問題意識」。それが生まれ、共有されることも、ハマコンの大きな意義だと感じます。
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