大楽 美佳さん
大学生
都会にいる人をいわきで活躍させたい


 

2人目のプレゼンターは、東京の大学生で、4月からは人材の会社で働くことが決まっている大楽美佳さん。大楽さんは、進学のために「なんとなく」東京に行ってしまったという自分の思い出を語りながら、「東京で働くこと」を高校生のうちから意識し、東京で働いているいわき出身者との接点を作ることで、人材の流動を促し、いわき出身者がいわきと関わる機会が増えるのではないかと、自分のビジョンをプレゼンしました。

たしかに、大楽さんの語るように「在京いわき出身者」と「東京で働くことを希望するいわきの若者」の接点はあまりありません。いわきと東京の接点を作ることで、東京で働くこと、そしていわきに残って/戻って働くことのメリットやデメリットを見極めることができます。また、経験を積んだ東京のいわき出身者に、いわきの様々な問題に取り組んでもらうためのきっかけにもなります。

人材派遣起業への就職が決まっているという大楽さんらしく、どのように人材の集まる場を作るかを、キャリアの面から考えてらっしゃいました。今後については、東京に、福島県の管理する学生集会所として使われて来た建物があるそうで、その場所を拠点に、早速、いわき出身の人材と学生を招いたトークイベントをなどを開催していると大楽さん。エネルギッシュな大楽さんだけに、そういう場がすぐにでもできそうですね。

 

社会人がコミュニティをつくり、東京からいわきに関わる回路を作りたいと大楽さん。

 

東京で働くこと、いわきで働くことのメリット/デメリットを逐一メモしながらプレゼンが行われました。

 

人材の交流を進められたら、いわきを知ることにつながるため、いわきへの愛着が増すの出ないかと大楽さん

 

●ブレストテーマ

都会で頑張っている人たちを知るためのアイデアを募りたい。

●大楽さんが絞り込んだアイデア

いわきの学生が東京で働くことを体験できる交流拠点を都内につくる。

●ベビーステップ

あいている場所にアポを取りまずは1回イベントを開催する。

学生らしい問題意識から出発しているものの、若者のキャリア形成、人材交流など、地域を巻き込んだ壮大なビジョンが示されました。大楽さん自身も、人材派遣起業でインターンを経験しており、人を育て、送り出すノウハウは知っているものと思います。いきなりの移住は難しくても、こうして交流会が行われることで、東京で活躍している人たちの視線をいわきに集めることができるかもしれません。

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